鉄道ファン2026年1月号(通巻777号)
『鉄道ファン』2026年1月号
2025年11月20日発売
特別定価1400円(税込)

JR東日本,大糸線 信濃大町駅・白馬駅で2026年3月14日から「Suica」サービス開始へ

JR東日本E127系100番代

写真:JR東日本E127系100番代  編集部撮影  長野総合車両所にて  1998-11-20(取材協力:JR東日本)

JR東日本長野支社は,2026(令和8)年3月14日(土)の始発から,大糸線の信濃大町駅・白馬駅の2駅で,Suicaの利用を開始すると発表した.

 サービス開始により,両駅ではSuicaを使用した出改札サービスが導入され,両駅と首都圏Suicaエリアの駅との間で,Suicaのチャージ(入金)残額によるタッチ&ゴーでの入出場が可能となる.また,両駅ではオートチャージも利用できる.加えて,信濃大町・白馬駅を発駅または着駅とするSuica定期券が新たに発売する.
 Suica定期券は,今回追加する2駅と,首都圏Suicaエリアの駅を相互に利用する場合に限り利用可能となる.購入は,首都圏Suicaエリア内にあるJR東日本の駅の「指定席券売機」または「みどりの窓口」で購入できるが,モバイルSuicaは対象外となる.

JR東日本,大糸線 信濃大町駅・白馬駅で2026年3月14日から「Suica」サービス開始へ

 Suica定期区間内のSuica改札機が設置されている駅間で乗降する場合は,改札機の読取り部にSuica定期券をタッチして利用する.Suica改札機が設置されていない駅で乗降する場合は,駅係員または乗務員に申告し,利用状況の確認を受ける必要がある.なお,既存のSuica一部対応駅を発駅または着駅とするSuica定期券は引き続き販売しない.
 また,大糸線のうち,Suica改札機が設置されていない駅(安曇追分,信濃松川,穂高など)を定期券で利用する場合は,引き続き磁気定期券での利用となる.
 Suicaはエリア内完結での利用となり,首都圏,仙台,新潟などの各Suicaエリアをまたがって利用することはできない.

JR東日本,大糸線 信濃大町駅・白馬駅で2026年3月14日から「Suica」サービス開始へ

 「JRE POINT WEBサイト」に登録したモバイルSuicaやMy Suica(記名式),Suica定期券のチャージ残額で自動改札機・簡易Suica改札機に入出場し,JR東日本の在来線に乗車すると,JRE POINTが付与される.
 ポイントは,モバイルSuicaであれば50円ごとに1ポイント,My Suica(記名式)であれば200円ごとに1ポイント付与される.

JR東日本,大糸線 信濃大町駅・白馬駅で2026年3月14日から「Suica」サービス開始へ

 Suica利用可能駅の増加にあわせて,首都圏エリアの「大都市近郊区間」に大糸線の穂高—白馬間が対象となる.大都市近郊区間内のみを普通乗車券で利用する場合,実際に乗車する経路にかかわらず,最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができる.
 ただし,乗車券の有効期間は利用当日限りとなり,途中下車することはできない.

一部画像はJR東日本長野支社ニュースリリースから

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