写真:EF210形300番代 松本洋一撮影 2020-2-20 (取材協力:JR貨物)
JR貨物では,2026(令和8)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回のダイヤ改正にあわせて,EF210形電気機関車6両,荷役機械のフォークリフト(12ft用53台,20ft用12台),トップリフター(31ft・40ft用8台)を新製する.コンテナは19D形式(両側開き)2500個,V19B形式(妻側開き)1500個を新製する.
トラックドライバーの時間外労働規制強化や物流分野におけるカーボンニュートラル実現の要請を踏まえ,環境特性に優れ,労働生産性の高い貨物鉄道輸送への期待に応えるため,モーダルシフトへの要望が多い区間の輸送力を増強し,利便性を向上させる.
コンテナ列車の利便性向上として,物流の大動脈である東京—大阪間の輸送力増強と速達化を図る.東京(タ)発→大阪(タ)着のコンテナ個数は,475個へと大幅に拡大する(現行からプラス135個).さらに,65列車を速達化して22:57発→大阪(タ)6:45着とし,所要時間を改正前から18分短縮した7時間48分とする.
名古屋—福岡間では,要望が多い名古屋・岐阜—福岡間の輸送力を,計150個に増強する(現行からプラス30個).仙台—東京・名古屋・大阪間では,仙台(タ)—宇都宮(タ)間にコンテナ列車を増発し,仙台—大阪間の列車の輸送体系を再編することで,輸送力を増強する.また仙台(タ)発では,東京(タ)行きが0個から20個,名古屋(タ)行きが0個から15個に増やす.
写真:JR貨物EF510形 編集部撮影 富山機関区にて 2016-6-3(取材協力:JR貨物)
新潟—大阪間では,要望の多い時期に臨時列車として,新潟(タ)発→百済(タ)着の8062列車と,百済(タ)発→新潟(タ)着の8063列車を設定する予定.このほか,静岡貨物→福岡(タ)間でプラス10個,福岡(タ)→東京(タ)間で新設10個,宇都宮(タ)→神戸(タ)間で新設5個など,輸送サービスを向上させる.
大形コンテナのネットワーク拡大にも取り組む.大形トラックとほぼ同じサイズでモーダルシフトのしやすい31ftコンテナの取扱いが拡大され,宇都宮(タ)→広島(タ),新南陽→宇都宮(タ),名古屋(タ)→熊本,福岡(タ)→金沢(タ)などをおもな輸送拡大区間とする.
写真:JR貨物EH500形 編集部撮影 JR貨物大宮車両所にて(取材協力:JR貨物)
加えて,BCP対策も強化する.おもに東北本線を中心に運用されているEH500形電気機関車の運用区間を上越線へ拡大することで,輸送障害時の迂回輸送対応力を強化し,関東—東北間におけるリダンダンシー(冗長性)を向上させる.
詳しくは,JR貨物ニュースリリースに掲載されている.
※各項目の輸送力(個数)は,12ftコンテナの個数を示す.
写真はすべてイメージです.













