
▲「SOTETSU LINE HISTORY TRAIN」のイメージ
相模鉄道は,2025(令和7)年9月1日(月)から,相鉄線の歴史で車体を彩るラッピング車両「SOTETSU LINE HISTORY TRAIN」の運転を開始すると発表した.
これは,2026(令和8)年に相鉄本線の二俣川—厚木間と上星川—二俣川間がそれぞれ運転開始100周年を迎えることや,相鉄いずみ野線の二俣川—いずみ野間の運転開始50周年の節目を迎えることを記念して実施するもので,2026(令和8)年3月末まで運転される予定.
ラッピング車両は,相鉄線で運転してきた歴代の車両や相鉄線沿線の移り変わりを,「デザインブランドアッププロジェクト」を初めて採用した9000系1本(9703×10両編成)を使用し,1両ごとに年代を分けてラッピングを施すことで「移動する美術館」に見立てる.

▲オリジナルロゴのイメージ
車両前面には,オリジナルロゴをヘッドマークとして採用し,運転期間中に車両側面のラッピングの一部を差し換えることで,長期間にわたり相鉄線の歴史を振り返ることができるようにする.
運転区間は,相鉄本線(横浜—海老名間),相鉄いずみ野線(二俣川—湘南台間)で,相鉄新横浜線(西谷—羽沢横浜国大—新横浜間)のほか,JR線・東急線などの直通運転区間では運転されない.
ラッピング車両の運転にあわせて,9月1日(月)から2026(令和8)年3月末までの期間,相鉄グループ公式Xで連動企画として,ラッピング車両に掲出されている写真に関する解説記事を投稿する.さらに,一般参加可能な投稿キャンペーンの企画も予定されている.

▲ラッピングデザインのイメージ(一部)
相鉄では,2026(令和8)年春には新形車両「13000系」が導入されるほか,2027(令和9)年3月に沿線の上瀬谷で「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」が開催されるなど,沿線に多くの来訪者が見込まれている.今回のラッピング車両の運転を通じて,これまでの歴史を振り返るとともに,相鉄線や沿線の未来への機運醸成を図るとしている.
画像はすべて相模鉄道提供