
写真:JR東海HC85系量産車 編集部撮影 名古屋車両区にて 2022-5-20(取材協力:JR東海)
JR東海は,2025(令和7)年10月1日(水)から,特急“ひだ”において,チケットレス乗車サービスを開始すると発表した.
サービスは,特急“ひだ”の主要区間のうち普通車指定席とグリーン車を対象に,スマートフォンなどで予約後にきっぷを事前に受け取ることなく乗車できるチケットレス商品(特急券の効力のみの商品)をJR西日本のインターネット列車予約サービス「e5489」で発売する.
チケットレス商品は,名古屋・岐阜・美濃太田・下呂・高山・飛騨古川の各駅相互間を設定区間とする「JR東海チケットレス特急券」,名古屋⇔下呂・高山・飛騨古川と岐阜⇔高山を設定区間とする「特急チケットレス早特3」,名古屋⇔下呂・高山・飛騨古川を設定区間とする「特急チケットレス早特7」の計3種類が新たに設定される.

▲チケットレス乗車サービスのイメージ(特急“ひだ”で名古屋→高山間を利用する場合)
このうち「特急チケットレス早特7」は,名古屋において新幹線と特急“ひだ”を乗り継いで利用することを前提とした商品であり,「EXサービス」で名古屋着または名古屋発の新幹線を予約した後,対象の新幹線の予約完了画面または予約詳細画面からリンクする「EX旅先予約」から「e5489」を利用する場合に限り発売する.あわせて「EXサービス(エクスプレス予約・スマートEX)の会員」かつ「WESTER会員」に限り,「特急チケットレス早特7」を予約できる.
これらチケットレス商品の発売開始にともない,特別企画乗車券のうち「在来線特急指定席早特1」については廃止,「在来線特急指定席早特7」については一部区間の発売を終了する.

▲TOICA利用エリアと特急“ひだ”利用時などにTOICA利用可能となる駅
特急“ひだ”のチケットレス乗車サービスの開始にともない,高山本線の下呂・高山・飛騨古川の3駅において,特急“ひだ”利用の場合にTOICAを利用できるようにする.加えて,3駅の各駅相互間または高山本線の岐阜—美濃太田間の各駅と下呂・高山・飛騨古川の各駅相互間の利用時に限り,普通列車を利用時でもTOICAを利用できるようにする.
一部画像はJR東海ニュースリリースから
※画像はすべてイメージです.