京成電鉄は,新形車両3200形について,2025(令和7)年2月22日(土)に営業運転を開始すると発表した.
3200形は,「人や環境にやさしいフレキシブルな車両」をコンセプトに,フレキシブルに編成車両数を変更できる車両とすることで,輸送需要に見合った効率的な走行エネルギーの使用により環境負荷が低減されるように設計されている.
外観デザインは,京成車両の伝統である赤と青のカラーリングを踏襲し,京成電鉄の車両として利用客に永く親しんでもらえるものとしている.また,連結運転時に常時通り抜けが可能な構造とするため,正面貫通扉を中央に配置している.
車内設備では,京成電鉄として初めて,車内非常通話装置と防犯カメラ装置を連動させることにより,緊急時に乗務員が迅速に対応する.また,各車両に車いすスペースやフリースペースを設置している.最新の半導体を使用したSiC-VVVF制御装置を搭載することで,既存の3500形と比較して電力消費量を約69%削減する.
写真はすべて京成電鉄ニュースリリースから