阪神電気鉄道は,2025(令和7)年2月22日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正では,平日昼間時間帯の「快速急行」(大阪難波—神戸三宮間)を1時間当たり2本(30分間隔)から1時間当たり3本(20分間隔)に増発する.これにより西九条,九条,ドーム前や大阪難波,近鉄線方面への乗換なしの直通列車が増加し,アクセスが向上する.
改正後の「快速急行」の1日の運転本数は,神戸三宮→大阪難波間は47本(現行41本),大阪難波→神戸三宮間は41本(現行36本)となる.あわせて,「急行」についても大阪梅田—西宮間,大阪梅田—尼崎間を各20分間隔とし,西宮行きと尼崎行きを交互に運転する.なお,九条で大阪市高速電気軌道 中央線または西九条でJRゆめ咲線(桜島からバス)に乗り換えることで,「大阪・関西万博」の会場(夢洲)までアクセスできる.
平日・土休日の昼間時間帯では,下り(神戸方面)「快速急行」の停車時間などを見直し,大阪難波から神戸三宮への所要時間を短縮する.昼間から夕方の時間帯では,阪神なんば線の「準急」・「区間準急」を含む「普通」の運転間隔について,現行ダイヤでは,最大13分ほど運転間隔が開いていたものを,おおむね10分間隔とする.尼崎における本線との接続列車を「急行」(一部は「快速急行」)に統一することで,乗換え客に分かりやすいパターンダイヤとする.
平日・土休日の大阪梅田24:00発の甲子園行き「急行」を御影行きに行先変更し,運転区間を延長する.また,大阪梅田24:15発の神戸三宮行き「特急」を新設する.
神戸三宮に向かう場合,これまで大阪梅田23:45発,大阪難波23:33発を最終列車としていたが,今回の改正で大阪梅田24:15発(30分繰下げ),大阪難波23:55発(22分繰下げ)となることで,大阪梅田エリア,大阪難波エリアの滞在時間が拡大する.
新設する大阪梅田24:15発の神戸三宮行き「特急」は,御影で各駅停車との接続はしない.「特急」が通過する石屋川—春日野道間の各駅への最終列車は,大阪梅田23:45発の神戸三宮行き「特急」(御影で各駅停車に乗換)から変更はしない.
一部画像は阪神電気鉄道ニュースリリースから