大阪市高速電気軌道は,「EXPO 2025 大阪・関西万博」に向けて制作を進めてきた中央線の新しい列車接近メロディと発車メロディについて,2024(令和6)年11月13日(水)の初発から使用を開始すると発表した.
新メロディは,2024(令和6)年4月に公開された試作3案へのアンケート回答を参考に,音環境分野の専門家などが参加するプロジェクトチームが実際の駅で試聴会を行い,ブラッシュアップを重ね完成させた.
接近メロディについては,親しみやすいメロディを目指し,シンプルな構成とする一方で,上りの夢洲方面行きは,躍動感のあるリズムと旋律で「未来へ向かうワクワク感」を表現している.
下りの長田・学研奈良登美ヶ丘方面行きは,和楽器の中でも個性的な響きを持つ「鼓」の音と短い和風の旋律を用いることで「歴史」と「刷新感」を表現している.
発車メロディについては,上りの夢洲方面行きを,軽快に発車をお知らせしようと未来への階段を駆け上がるイメージの旋律とし,ロングトーンの雅楽風の和音構成にして,未来へと繋がる悠久の歴史を表現している.
下りの長田・学研奈良登美ヶ丘方面行きは,上りの発車メロディと区別がつきやすく,同時に鳴った時には重厚な響きになるような和音構成としている.
完成した音源については,大阪市高速電気軌道公式ホームページ内の特設ページにおいて,2024(令和6)年11月20日(水)まで試聴できる.
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