JR東日本は,2024(令和6)年度におけるホームドア整備駅を追加すると発表した.
2023(令和5)年度末時点で,山手線,京浜東北・根岸線を中心に線区単位(※)では117駅233番線でホームドアの整備が完了している.2024(令和6)年度は,12駅26番線を対象に整備を進めるとしていたが,ホームドアに使用する部材が確保できたため,15駅29番線を対象に整備を進める.
新たに整備の対象となったのは,中央・総武緩行線 御茶ノ水駅(2・3番線)・千葉駅(1・2番線),南武線 尻手駅(1・2番線)・鹿島田駅(1・2番線)・向河原駅(1・2番線)・矢川駅(1・2番線)・西国立駅(1・2番線)・中野島駅(1・2番線)・分倍河原駅(1・2番線)・武蔵溝ノ口駅(3番線)・平間駅(1・2番線)・稲城長沼駅(2・3番線)・登戸駅(2番線)・谷向駅(1・2・3番線)・武蔵中原駅(2・3番線)で,これにより2024(令和6)年度に整備予定の駅は,合計で26駅55番線となる.
なお,御茶ノ水駅は従来形(壁式),分倍河原駅・登戸駅はスリット形(鉄道ニュース8月23日掲載記事参照),それ以外の駅についてはスマートホームドア®を導入する.
今後も部材の調達状況をタイムリーに見極めるとともに,鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することで,2031(令和13)年度末ごろまでに東京圏在来線の主要路線330駅758番線へのホームドア導入を目指す.
詳しい使用開始時期については決まり次第,駅のポスターなどで案内される.また,部材の調達状況により,整備個所に変更が生じた場合には改めて発表される.
※線区単位の具体例...有楽町駅の場合,山手線,京浜東北線の2駅
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