小田急電鉄・東急電鉄・東京メトロ・JR東日本・相模鉄道・東武鉄道と日本線路技術(NSG)は,車載形保線管理システム「RAMos+®」について,共同使用エリアを拡大すると発表した.
「RAMos+®」は,営業車両に搭載される線路設備モニタリング装置から取得したデータを有効活用することを目的に,線路を専門とした技術コンサルティング会社である日本線路技術が開発した.軌道状態のデータを「RAMos+R」によって一括管理することで,最適なタイミングでメンテナンスを行なうCBM(Condition Based Maintenance)を進めている.
また,「RAMos+®」によって実現する共通データプラットフォームを活用し,CBM推進に向けた課題解決に協働して取り組むため,コンソーシアム「RAMOCO®」を形成している(鉄道ニュース2023年6月15日掲載記事参照).
これまで「RAMos+®」は,小田急電鉄・東急電鉄・東京メトロ・JR東日本の4社が導入していたが,新たに相模鉄道,東武鉄道が加わることで,コンソーシアム「RAMOCO®」の規模が拡大する.今後は,線路設備モニタリング装置を搭載した営業列車の相互乗り入れも一部活用し,2024(令和6)年度以降,運用エリアを拡大する予定.
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