鉄道・運輸機構(JRTT)は,北海道新幹線 新小樽(仮称)駅の駅デザイン推薦書を,小樽市から受領したと発表した.
駅のデザインについては,JRTTが2021(令和3)年5月に八雲町,長万部町,倶知安町,小樽市へデザインコンセプト作成を依頼し,2022(令和4)年2月から7月にかけて,デザインに関する要望書(デザインコンセプト)を各自治体から受領している.
このうち新小樽(仮称)駅は,小樽市から「浪漫が薫る 温もりと心地よさを感じる駅〜まちの記憶を未来へ〜」というデザインコンセプトの要望があり,JRTTでは「歴史の継承〜小樽の歴史と懐かしさを後世に受け継ぐ品格のある駅〜」としたA案,「新旧の融合〜小樽のまちの記憶を継承し,未来へ繋ぐ端整なたたずまいの駅〜」としたB案,「自然と温もり〜自然に溶け込み,小樽のまちに明かりを灯す洗練された温もりの駅〜」としたC案を提案していた(鉄道ニュース2023年10月24日掲載記事参照).
推薦案の選定にあたり,A案がアンケート調査において各世代,小樽市内・市外のいずれからも最も多く支持され,小樽の歴史が感じられる品格・落ち着きのあるデザインが市民にも訪れる人にも長く親しまれる,小樽の新たな玄関口に最もふさわしい案であるとした.
今後は,A案をもとに鉄道・運輸機構で駅舎設計を進める.
画像提供:JRTT鉄道・運輸機構