鉄道・運輸機構(JRTT)は,北海道新幹線 新小樽(仮称)駅,長万部駅について,小樽市,倶知安町に各駅のデザイン素案を3案ずつ提示したと発表した.
各駅のデザインについては,JRTTが2021(令和3)年5月に八雲町,長万部町,倶知安町,小樽市へデザインコンセプト作成を依頼し,2022(令和4)年2月から7月にかけて,デザインに関する要望書(デザインコンセプト)を各自治体から受領している.
新小樽(仮称)駅は,小樽市から「浪漫が薫る 温もりと心地よさを感じる駅〜まちの記憶を未来へ〜」というデザインコンセプトの要望があり,JRTTでは「歴史の継承〜小樽の歴史と懐かしさを後世に受け継ぐ品格のある駅〜」としたA案,「新旧の融合〜小樽のまちの記憶を継承し、未来へ繋ぐ端整なたたずまいの駅〜」としたB案,「自然と温もり〜自然に溶け込み、小樽のまちに明かりを灯す洗練された温もりの駅〜」としたC案を提案している.
長万部駅は,長万部町から「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」というデザインコンセプトの要望があり,JRTTでは「人と時代が交差する 次世代に繋がる駅」としたA案,「湯けむり香る 柔らかな揺らめきの駅」としたB案,「大自然感じる 北の煌めきの駅」としたC案を提案している.
今後は,2024(令和6)年度第1四半期までに各自治体が推薦案(1案)を選定し,JRTTへ回答する予定となっている.
※駅名は自治体への提示順
※画像提供:JRTT鉄道・運輸機構