銚子電気鉄道は,新車両22000形(シニアモーターカー)の営業運転を,2024(令和6)年3月29日(金)から開始すると発表した.
22000形は,もと南海電気鉄道の2200系2両編成(モハ2202+モハ2252)で,南海電鉄との間で,銚子電鉄でも運行できる可能性がある車両を検討した結果,2200系を改造することで運転可能であるという結論に達し,車両譲受が実現した.
銚子電鉄にとっては,約8年ぶりの新車両(中古車)の導入で,中古車の導入(中古の中古でない車両)は,約30年ぶりとなる.銚子電鉄への入線に際し,車体塗装を南海時代の当初の形式である22000系を彷彿とさせる「銚電オリエンタルグリーン」をベースに「銚電エメラルドグリーン」の帯に変更している.
運転開始日の3月29日(金)と31(日)は,下り2本(仲ノ町6:53発,銚子7:42発)と上り2本(外川7:16発・8:10発)を運転する(30日は運転なし).4月1日(月)以降の運転時間についても,当面の間,同時刻に運転するが,運転日については案内しない.詳しくは,銚子電気鉄道のページに掲載されている.
営業運転に先立ち,3月9日(土)には銚子電気鉄道代表取締役・竹本勝紀氏,南海電鉄 取締役常務執行役員鉄道事業本部長・梶谷知志氏,京王重機整備 代表取締役社長・寺田雄一郎氏による,「なんかいいちょうしに!出発セレモニー」が仲ノ町駅で実施された.なお,22000形に置き換えられた2000形(デハ2001+クハ2501)は,2024(令和6)年3月15日(金)をもって退役している.
写真はすべて銚子電気鉄道のページから