博物館明治村では,2024(令和6)年4月1日(月)から入村料金などを改定すると発表した.
これは,60件を超える歴史的建造物や明治期製造の蒸気機関車および市電,文豪の書簡や錦絵などの歴史資料をはじめとした貴重な文化財を今後も適切に保存・修理していくために必要な資金の確保を主な目的として実施するもの.
入村料金(個人)については,大人(2500円)・高校生(1500円)・小中学生の区分に変更し,これまでのシニア(65歳以上)・大学生の区分を廃止する.小中学生については,同年代への学習機会の積極的な提供を目的に,これまでと同様の料金(700円)とする.また幼児(未就学児)と明治生まれの入村者については,これまでと同様無料とする.
明治村住民登録(年間パスポート)料金についても,大人(7500円)・高校生(4500円)・小中学生(2100円)の区分に変更し,これまでのシニア(65歳以上)・大学生の区分を廃止する.あわせて,現在,村内のみで実施している住民登録手続きは,改定日からLINEアプリでの発行に変更する.これにより改定日以降は,村外での登録手続きが可能となる.村内での住民登録の受付は,改定前日(3月31日)をもって終了する.
村内のりもの料金については,村営バス(1日乗り放題)を中学生以上・小学生500円(共通),SL(片道)を中学生以上700円・小学生500円,「SL・市電一日共通乗車券」を中学生以上1000円・小学生700円に変更する.なお京都市電(1乗車)は,これまでと同様,中学生以上500円・小学生300円とし,のりもの3種を利用できる「のりもの一日券」は,4月1日(月)から発売を休止する.
詳しくは,博物館明治村のページに掲載されている.
写真:名古屋鉄道提供