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特集 新幹線最前線2025
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富士山麓電気鉄道,富士急行線 三つ峠駅のリニューアル計画を始動

富士山麓電気鉄道,富士急行線 三つ峠駅のリニューアル計画を始動

富士山麓電気鉄道は,山梨県西桂町と連携し,富士急行線 三つ峠駅のリニューアル計画を始動したと発表した.

富士山麓電気鉄道,富士急行線 三つ峠駅のリニューアル計画を始動

 今回は,三つ峠駅を町のコミュニティー施設として町内外から利用を考慮した観光交流拠点に位置付け,西桂町や三つ峠山の玄関口としてリニューアルする.
 新たな駅舎のデザインは,西桂町が東京造形大学の学生に対してデザインコンペを開催し,決定されたデザインとなる.「記憶を受け継ぎながら地域の色を帯びた駅」をコンセプトに,三つ峠駅開業当時の駅舎を現存させ,西桂の織物と駅のカラーである「赤」を空間テーマとして展開し,山梨県産材を採用した木のぬくもりを感じさせる駅舎に生まれ変わる.

富士山麓電気鉄道,富士急行線 三つ峠駅のリニューアル計画を始動

 コミュニティー施設は,鉄道の待合室をイメージしたカフェスペースで,部屋の中央にはフロア全体が見渡せるようにキッチンカウンターを配置する.地域の特産品である織物を使った暖簾でワークスペースや物販スペース,集会スペースをそれぞれ仕切り,異なる空間を演出する.
 待合室は,リニューアル前の待合室を保持しつつも,北側と南側を隔てる壁を取り払い,観光情報冊子やパンフレット,特産品などの展示スペースを設する.
 このプロジェクトは,駅舎のうち一部の解体や建替工事,既存駅舎の補強工事については富士山麓電気鉄道,リニューアルにともなう内装工事は西桂町が中心となって担当し,2024(令和6)年5月ごろの完成を目指す.
 なお,西桂町では,ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクが提供する「ガバメントクラウドファンディング®」(GCF)で,三つ峠駅舎の改修を目的としたプロジェクトを開始している.目標寄附金額は100万円に設定し,集まった寄附金の全額を内装工事に活用する.募集期間は,2024(令和6)年3月13日(水)までとなっている.
 詳しくは,ふるさとチョイスGCFのページに掲載されている.

画像はすべて富士山麓電気鉄道提供

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