東急電鉄では,田園都市線田奈駅について,安全性,快適性向上を目的としたリニューアルに着手すると発表した.
築57年を迎えた田奈駅の老朽化したホームやコンコースの内外装改修を進めており,竣工は2026(令和8)年春ごろを予定している.
工事では,駅を交通施設としてだけでなく,人とまちをつなげていく結節点(JUNCTION)となる駅を目指す.駅周辺地域の「大らかな自然の魅力」を,駅デザインや仕上げ素材で表現する.
駅周辺の田園風景が駅で分断されないよう,外壁の窓や屋根の明り取りを上り線側から下り線側へ抜けて一直線になるように配置し,田畑の様相をそのまま駅の外観へ表現するデザインとする.
また,コンコースの内装は,駅周辺田畑の規則性のある区画がつくる大らかな線をベースデザインとして,自然の象徴である木材を幅広のパネル状にして使用する.あわせて,沿線の竹林から採れた竹材を地域の素材として活用する予定.
画像はいずれも東急電鉄ニュースリリースから