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東京メトロ,半蔵門線 青山一丁目駅で号車ごとのリアルタイム混雑状況を表示

東京メトロ18000系

写真:東京地下鉄18000系  編集部撮影  鷺沼車両管理所にて  2021-6-2(取材協力:東京地下鉄)

東京メトロでは,半蔵門線 青山一丁目駅の渋谷方面行きホームにおいて,号車ごとのリアルタイム混雑状況をディスプレイに表示し,乗車時の行動変容の効果を検証する実証実験を実施すると発表した.

 実証実験では,半蔵門線永田町駅(青山一丁目駅の前駅)に設置されているデプスカメラで撮影し,リアルタイムに実測した号車ごとの混雑状況を,「次に到着する列車の混雑状況」として青山一丁目駅のディスプレイに表示する.これにより次に到着する列車の混雑状況をホーム上で事前に確認でき,空いている号車に移動することが可能となる.
 実験期間は,2023(令和5)年12月中旬以降から2024(令和6)年3月末ごろまでの予定で,混雑状況の表示により,乗車時の行動がどのように変容するのかを検証し,今後の情報提供やサービス向上に活用する.

東京メトロ,半蔵門線 青山一丁目駅で号車ごとのリアルタイム混雑状況を表示

 本取組は2022(令和4)年度に東西線 早稲田駅の西船橋方面行きホームで実施した実証実験に続く取組で,前回の実験では一定の行動変容の効果が見られたことから,今回は,乗換を含むより多くの乗客が利用する半蔵門線の青山一丁目駅で行なうとともに,ディスプレイの台数を約2倍に増やす.
 デプスカメラと人工知能(AI)を用いた列車混雑計測システムは,鉄道事業者では東京メトロのみで導入しており,2022(令和4)年9月に第21回日本鉄道賞の特別賞を受賞している.

特記以外の画像は東京メトロ提供

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