京阪電気鉄道は,京阪ホールディングス・京阪電鉄不動産とともに参画する「枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の第3工区が2024(令和6)年の開業を目指して建築工事を進めていることにともない,再開発エリアに隣接し,玄関口となる東改札口をリニューアルすると発表した.
枚方市駅は2018(平成30)年に,枚方の歴史や地域性を踏まえて取り組んだ中央改札口のリニューアルが完了している.今回は再開発施設や中央改札口,まちとの結節点となる東改札口を,再開発事業と連動して整備するもの.
リニューアル計画にあたっては,「えきから始まるまちづくり」の基本的な考え方のもと,駅・まち・自然をつなぎ回遊性の創出につなげられるよう,東改札口から再開発エリアの施設内へと素材・色・光を段階的に緩やかに変化させ,グラデーションで導くデザインとする.一方で,駅としての一体感を保つために,中央改札口との親和性も意識したデザインとする.竣工日は2024(令和6)年3月29日(金)としている.
また,3・4番線ホーム(大阪方面行きホーム)には,可動式ホーム柵を設置する.これは,2023(令和5)年4月から導入している鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し整備するもので,3番線ホームは2024(令和6)年2月23日(金)から,4番線ホームは同3月20日(水)から使用を開始する.
使用開始に先立ち,3番線ホームについては1月14日(日)の夜間に,4番線ホームについては1月27日(土)の夜間にホーム上に可動式ホーム柵を設置する.
画像はいずれも京阪電気鉄道提供