JR東日本横浜支社は,鶴見線用E131系1000番代について,2023(令和5)年12月24日(日)から順次営業運転を開始すると発表した.
運転区間は,鶴見線の鶴見—扇町・大川・海芝浦間で,2023(令和5)年度中に3両編成8本(計24両)が導入される.
E131系1000番代は,これまでのE131系とは異なり,車体幅が2778mmのストレート車体となる.外観は,海をイメージしたスカイブルーをメインに,前面のドットは,かつて鶴見線で活躍した歴代の車両カラーを表現している.
車内は,外観との統一を図り,座席に青色を用いることで,海沿いを走る爽やかな雰囲気を表現する.腰掛はすべてロングシートで,座席1名あたりの幅は,205系から25mm拡大した460mmとする.また,車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースを設置するなど,バリアフリー化を推進する.一部のドア上部には,17インチの大形ディスプレイを設置し,運行情報や乗換案内を表示する.
各車両の客室に車内防犯カメラを設置し,非常通話装置についても既存車両と比較して1両につき4ヵ所に増やすことで,セキュリティ面の強化が図る.車両側面にはカメラを設置し,乗務員が運転台から乗客の乗降を確認する機能など,ワンマン運転に対応した機器が搭載される.
主回路機器はSiC(炭化ケイ素)半導体素子を採用し,消費電力を抑制する.また,モニタリング技術を活用した車両搭載機器や線路設備の状態監視機能により,故障の予兆を把握し,事前に対処することで安全性・安定性を向上させる.
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