2023(令和5)年9月23日(土)から,石川県珠洲市を中心に「奥能登国際芸術祭2023」が開催されています.第1回は2017(平成29)年に実施され,第2回は2020(令和2)年に開催される予定でしたが,新型コロナウイルス感染症の影響により2021(令和3)年に延期となり,今回が3回目の開催となります.
2005(平成17)年に廃止となった,のと鉄道旧能登線の廃線跡,廃駅の一部も芸術作品の展示場として使用されており,蛸島駅周辺の線路に長らく留置されてきたNT102号車が,今年,サビの除去と再塗装が行なわれ,あたかも現役時代のような美しさを保っています.NT102号車の近くには「奥能登国際芸術祭2023」の展示作品『Something Else is Possible /なにか他にできる』(トビアス・レーベルガー<ドイツ>)が展示されています.
「奥能登国際芸術祭2023」は先日の地震の影響で3週間延期での開幕となりましたが,11月12日(日)まで開催される予定です.
『Something Else is Possible /なにか他にできる』 エレン・エスコベード作「coatl」[1980年メキシコ国立自治大学文化センターに恒久設置]を参照
写真:蛸島駅周辺にて 2023-9-25
投稿:田中 瑛三