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特集 新幹線最前線2025
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JR北海道,室蘭本線 登別駅のバリアフリー化・駅舎整備に着手

JR北海道,室蘭本線 登別駅のバリアフリー化・駅舎整備に着手

▲全体整備のイメージ

JR北海道は,2023(令和5)年夏ごろから室蘭本線 登別駅のバリアフリー化・駅舎整備に着手すると発表した.

JR北海道,室蘭本線 登別駅のバリアフリー化・駅舎整備に着手

▲新駅舎のイメージ

 登別駅は,付近に登別温泉や観光スポットを有する,道内有数の観光駅であるが,現在の駅構内にはエレベータが設置されていないことや,現駅舎が1935(昭和10)年から使用しており,待合室の広さが十分ではないないことから,工事に着手することが決まった.
 あわせて,駅周辺では2023(令和5)年3月に登別市観光交流センター「ヌプル」がオープンし,北海移動による駅前広場改修や,登別市による市道石山通の拡幅工事も実施される予定で,北海道・登別市・JR北海道の三者により,駅周辺の利便性向上を図る.

JR北海道,室蘭本線 登別駅のバリアフリー化・駅舎整備に着手

▲新駅舎の内観イメージ

 今回の整備では,駅構内に乗換こ線橋とエレベータ2基を新設し,既存のこ線橋については撤去する.また,登別市観光交流センター「ヌプル」と既存駅舎の間に新駅舎を建設し,連携することで,利用客の利便性向上を図る.新駅舎のコンセプトは「歴史に佇み,現在を刻み,未来へと流れる駅」「道内有数の温泉地の玄関口として温泉街の風情を感じる駅」とする.

JR北海道,室蘭本線 登別駅のバリアフリー化・駅舎整備に着手

▲既存駅舎のリフレッシュイメージ

 既存駅舎については内外装をリフレッシュし,乗客の待合スペースとして活用する.環境への取組として,新駅舎・既存駅舎の屋根南面に太陽光パネルを設置し,駅で使用する電力の一部を賄う.
 事業費の内訳は,バリアフリー化(乗換こ線橋・エレベータ新設)が約10億円,新駅舎整備・既存駅舎リフレッシュ・既存乗換こ線橋の撤去などが約9億円としている.なお,バリアフリー化の事業費については,国・登別市からの補助金を受けて建設する.
 使用開始時期は,バリアフリー化(乗換こ線橋・エレベータ新設)と新駅舎の供用開始が2025(令和7)年度,既存駅舎リフレッシュ・既存乗換こ線橋の撤去が2026(令和8)年度を予定している.

JR北海道,室蘭本線 登別駅のバリアフリー化・駅舎整備に着手

▲計画図

画像はいずれもJR北海道ニュースリリースから

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