大阪市高速電気軌道は,2025(令和7)年の大阪・関西万博開催に向け,中央線に列車接近メロディと発車メロディを制作すると発表した.
対象は中央線全駅とし,変更時期は2024(令和6)年度下期の予定.列車接近メロディは,1989(平成元)年に御堂筋線,谷町線,四つ橋線,中央線,千日前線,堺筋線を対象に制作され,長堀鶴見緑地線においては,国際博覧会「国際花と緑の博覧会(花博)」のアクセス路線にふさわしいメロディとして,1990(平成2)年の京橋—鶴見緑地間の開業にあわせて制作された.以降,各路線で30年以上にわたり親しまれている.
中央線は,夢洲(ゆめしま)地区で開催される万博会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートであり,万博開催期間中は多くの利用が予想される.万博会場へ向かう来場者がワクワクするようなメロディを導入することで大阪・関西万博を盛り上げるとともに,万博後もレガシーとして後世に残すとしている.
メロディの制作にあたっては,音環境分野の専門家や利用客などの意見を取り入れながら,すべての人に聞きやすいオリジナルのメロディとする.
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