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西武,2023年度の設備投資計画を発表

西武,2023年度の設備投資計画を発表

▲40000系

西武鉄道は,2023(令和5)年度の鉄道事業において総額251億円の設備投資を行なうと発表した.

 車両については,車いすやベビーカー利用客や大形荷物利用者にも便利な「パートナーゾーン」や車内防犯カメラを設置した40000系4本(40両)を増備する.
 既存車両についても,より省エネルギー性能の高いVVVFインバータ制御装置および電動機への更新を行なうことで,運転用電力の削減を目指し,今年度は6000系1編成(10両)の更新工事を実施する.車両新造や既存車両の機器更新に加え,省エネルギー化を進めるため,環境負荷の少ない「サステナ車両」の導入を予定しており,準備を進める.環境対策としては,引き続き照明器具の取替にあわせて,駅や車両にLED照明を導入する.

※サステナ車両は,VVVFインバータ制御などの環境負荷の少ない他社からの譲受車両で,西武鉄道の独自呼称.

西武,2023年度の設備投資計画を発表

▲車内防犯カメラ

 踏切の安全性向上を目的に,高規格な踏切支障検知装置の新設・更新や特殊信号発光機ATS連動化を進める.踏切内にとり残された人を画像解析により検知し列車に知らせる「踏切異常検知システム」については,引き続き2ヵ所の踏切に新設する.
 車内の防犯対策・安全性向上のため,車内防犯カメラの整備を進める.2023(令和5)年度は増備する40000系(4本40両)にも車内防犯カメラを設置するほか,既存車両への整備に向けた準備を進める.また,事故や列車運行への妨害行為などが発生した場合の状況確認や原因究明を目的に,列車運行中の前方と後方映像を記録するドライブレコーダーを,2023(令和5)年度から順次,全編成を対象に設置する.

西武,2023年度の設備投資計画を発表

▲新宿線 連続立体交差事業の概要

 新宿線の連続立体交差事業については,中井—野方間連続立体交差事業(地下化)において,引き続き駅部や一般部の仮設工事と駅部の掘削工事を進める.
 東村山駅付近連続立体交差事業(高架化)では,新宿線などの駅部・一般部の高架橋構築工事や新宿線の仮線路切替工事を行なう.
 井荻—西武柳沢間と野方—井荻間の連続立体交差化計画については,事業主体である東京都や地元自治体と協力しながら,早期事業化に向けた準備を進める.

西武,2023年度の設備投資計画を発表

▲豊島園駅 新駅舎

 「スタジオツアー東京」の開業に向けて,2023(令和5)年4月に豊島園駅新駅舎と池袋駅のリニューアルが完成したが,沿線自治体や「スタジオツアー東京」を運営する「ワーナーブラザース スタジオジャパン合同会社」とともに,引き続き豊島園駅周辺エリアの活性化に取り組む.
 西武新宿駅と東京メトロ丸ノ内線新宿駅をつなぐ新たな地下通路については,早期実現に向け,具体的な検討や関係者との協議を進める.

西武,2023年度の設備投資計画を発表

▲運行管理システムイメージ

 次の時代を見据えた技術革新への基盤づくりとして,多摩川線での無線式列車制御(CBTC)システムの実証試験に着手し,2024(令和6)年度初頭の走行試験に向け,準備工事を進める.
 現行の運行管理システムが老朽化しているため,機器集約を図った新たなシステムを導入する.従来,司令所と乗務員間では,運転整理や運転規制の情報を音声により通告していたが,新システムでは文字情報による通告を併用し,より確実なコミュニケーションを図る.加えて自動放送装置による旅客案内の内容を充実させる.2023(令和5)年度は池袋線系で導入する.

西武,2023年度の設備投資計画を発表

▲所沢駅のホームドア

 ホームドアなどのバリアフリー設備の整備については,2023(令和5)年3月から運賃に加えて収受を開始した鉄道駅バリアフリー料金により,順次整備を進める.
 これまで西武鉄道では,1日あたりの利用者数10万人以上(2019年度実績)の6駅22番線にホームドアを整備してきたが,10万人未満の駅も含めてホームドアを整備する.2023(令和5)年度は,池袋(1番・7番・特急ホーム),中村橋,富士見台,練馬高野台,石神井公園,新桜台,東村山,新所沢の計8駅23番線で整備に着手し,花小金井,小平の計2駅6番線で整備に向けた検討を進める.
 このほか,列車運行情報提供システム整備や段差解消・内方線付点状ブロック整備,エレベータ・エスカレータ更新を進める.
 詳しくは,西武鉄道のニュースリリースに掲載されている.

画像はいずれも西武鉄道提供

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