東急電鉄は,田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の第2弾として,桜新町駅のリニューアル工事を2023(令和5)年5月15日(月)から開始すると発表した.
リニューアルのコンセプトは「WITH THE CHERRYBLOSSOMS」とし,ステーションカラーである桜色の既存タイルを最大限生かしながら,桜新町駅周辺の風景や人々の暮らしに寄り添うような空間デザインとする.
地下2階,地下3階のホーム階では,桜並木を想起するアーチ状の壁面を新設し,木材のカウンターやベンチを設置することで,桜の木の下に人が佇むような,ほっとする居場所を創出する.
設備改修では空調機を大幅に増強・新設し,駅構内の暑さ改善による利用客の快適性向上を図りながら,第1弾の駒沢大学駅リニューアル(鉄道ニュース2021年8月1日掲載記事参照)に続き,「CBM」による空調設備などの効率的な運用を行なうなど,脱炭素・循環型社会に向けた取組を実施する.
さらに,駅構内では利用客の利便性向上と,街の魅力を活かした駅機能や商業,生活サービスなどの導入により,地域に開かれた新たな駅のあり方の実現を目指す.
竣工は2026(令和8)年夏ごろを予定している.
画像はいずれも東急(株)提供