相鉄グループは,2023(令和5)年度に鉄道事業とバス事業において,総額124億円(鉄道事業116億円・バス事業8億円)の設備投資を実施すると発表した.
鉄道事業では,相鉄・東急直通線向けの21000系をさらに2編成(16両)を導入する.これにより,全9編成の導入が完了する.
ホームドアについては,全駅への導入に向け,2023(令和5)年度は,いずみ中央,ゆめが丘,星川,天王町,西横浜,平沼橋,上星川,和田町の8駅に設置する.
「相模鉄道本線(鶴ケ峰駅付近)連続立体交差事業」については,2022(令和4)年11月に工事を着手しているが,2023(令和5)年は本工事に向けた準備工事を進める.事業は,踏切事故と交通渋滞の解消や地域の一体化を図るため,鶴ケ峰駅を含めた上下線約2.1㎞を地下化する予定で,横浜市の都市計画事業として実施する.
海老名駅については,鉄道駅総合改善事業(形成計画事業)として,北口改札と中央改札2階部分の増設,生活支援施設を整備し,駅舎を建て替える.2023(令和5)年度も引き続き,新駅舎の鉄骨製作と架設を実施する.
ゆめが丘駅については,駅周辺の開発にあわせて駅舎のリニューアルを行なう.隣接する商業施設側に新たに改札を設置するほか,「デザインブランドアッププロジェクト」の統一コンセプトにもとづき,コンコースやホームのデザインを統一する.
このほか,鉄道車両内の安全やセキュリティーの向上のため,防犯カメラの設置を進める.2023(令和5)年度は,10000系6編成に設置される予定.
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一部の写真・画像はいずれも相模鉄道提供