JR西日本は,2024(令和6)年春に金沢—敦賀間が延伸開業する北陸新幹線の発車メロディを決定したと発表した.いずれも2024(令和6)年春の延伸開業にあわせて使用を開始する.
小松駅はオリジナル曲とし,シンガーソングライター・松任谷由実氏と作曲家・松任谷正隆氏が制作を担当した.小松駅に降り立つ人,小松駅を通過する人が,ふと空を見上げて元気になるような,マーチを感じさせる勇気が湧くメロディとなっている.
加賀温泉駅はオリジナル曲とし,小松駅と同じく松任谷由実氏と松任谷正隆氏が制作を担当した.短いメロディの中にある「加賀」という響きと「温泉」が相まった,いかにも雅で秘めやかな日本の風情が感じられるメロディとなっている.
芦原温泉駅はオリジナル曲とし,あわら市出身の作曲家・堀田庸元氏が制作した.竹田川や湧き上がる温泉をコンセプトに,光り輝くあわら市の未来に向け,明るく,爽やかで,エネルギッシュなメロディとなっている.
福井駅はヴァイオリニスト・葉加瀬太郎氏による『Symphonic 「悠久の一乗谷」』で,葉加瀬太郎氏が一乗谷朝倉氏遺跡を訪れた際に感じた,明媚な景色と時間,山の手触りや谷を吹く風の香りを表現している.
越前たけふ駅はオリジナル曲とし,現代音楽作曲家・細川俊夫氏の制作によるもの.聴くたび楽しく,ユーモアがあり,嬉しくなるメロディとし,音響合成技術により「越前打刃物」の打撃音を作曲に活用している.
敦賀駅は,オリジナル曲「来い来い敦賀」で,作曲家・佐淡豊氏の制作によるもの.明るく爽やかで聞きあたりのよい音調とし,敦賀駅のデザインイメージである「煌めく大海から未来へ飛翔」や新幹線の疾走感を連想できる曲としている.
一部画像はJR西日本提供