相模鉄道と東急電鉄は,相鉄・東急新横浜線新横浜駅に,相鉄線,東急線,中部・関西方面の玄関口となる待合室「Shin-Yoko Gateway Spot(シンヨコゲートウェイスポット)」を2023(令和5)年3月25日(土)にオープンすると発表した.
待合室の内装デザインは,地元にゆかりのあるトラフ建築設計事務所が監修し,壁面などの内装材に相模鉄道の「デザインブランドアッププロジェクト」で使用されているレンガ,東急電鉄の駅舎の廃木材「えきもく」,JR東海の「東海道新幹線再生アルミ」など,各社の歴史を象徴する素材を採用する.デザインコンセプトは「~歴史が交わり発展する街の風景~」で,上記の3素材のマテリアルを歴史のピースと捉えて,それらがパズルのように組み合わさることで作られていく「街の風景」を表現している.
駅(鉄道)を中心に都市が発展し,街の風景が作られてきた「歴史の集積」と3社が交わることで,さらに発展していく「これからの未来」を実際に使用されているマテリアルを用いることで表現する.また,有機的な曲線や幾何学的なモチーフなど,あえて抽象的な表現にすることで,イメージを限定せず,見る人によってさまざまな広がりを想像させるものとする.
このほか,JR東海・相模鉄道・東急電鉄の連携のもと,相鉄線・東急線沿線や直通先と中部・関西方面などの広域的な地域情報を発信するサイネージを設置する.AIカフェロボット「rootC(ルートシー)」や,駅舎内では日本初となる「50Wワイヤレス充電スポット」を設置するなど,新しい体験ができる場としても活用する.
また,2023(令和5)年6月30日(金)までは,駅構内で催事を開催する.3月22日(水)から3月25日(土)までは,その第1弾の企画として,相鉄・東急新横浜線の開業記念グッズなどの販売が予定されている.
画像はいずれも相模鉄道提供