秩父鉄道は,“SLパレオエクスプレス”について,2023(令和5)年の運転計画を発表した.
運転区間は,熊谷—三峰口間(1日1往復)で,4月1日(土)から12月3日(日)までの土曜・日曜・祝日を中心に,合計80日運転する.
列車は全車指定席で,乗車には乗車区間の普通乗車券のほかに「SL指定券」が必要となる.事前予約時には,希望の座席を選択できる「秩父鉄道SL予約システム」において,各運転日1ヵ月前の午前0時から出発30分前まで受け付ける.4月1日(土)・2日(日)の運転分については,3月6日(月)15時から予約受付を開始する(各日満席になり次第,受付終了).
なお「SL指定券」については,昨今の社会情勢の変化や石炭や重油などの運行に係わる経費が増大していることから,安定した運転継続のため,これまでの740円から1100円に改定する.今後はクレジットカード決済による購入システムを導入し,よりスムーズに利用できる環境も整備する.
運転初日となる4月1日(土)は,「SLファーストラン号」として,特別ヘッドマークの掲出と日章旗を掲揚して運転される.
また,2023(令和5)年3月で“SLパレオエクスプレス”が運行35周年を迎えることを記念して,ロゴマークを制定した.時代を超えて愛されてきた“SLパレオエクスプレス”に宿るあたたかさを,懐かしくアンティークな雰囲気で表現している.今後,運行35周年を記念した,さまざまなイベントの開催も予定している.
※画像上:SLファーストラン号のイメージ
※画像下:SL運行35周年記念ロゴのイメージ
※画像はいずれも秩父鉄道提供