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東武,3月18日にダイヤ改正を実施

東武鉄道50090系

写真:東武鉄道50090系  編集部撮影  下板橋駅構内電車留置線にて  2008-3-21(取材協力:東武鉄道)

東武鉄道では,2023(令和5)年3月18日(土)に,東上線・越生線・伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線・鬼怒川線でダイヤ改正を実施すると発表した.

 東上線では,同日開業する東急新横浜線へ直通する列車が設定される.平日は上り12本,下り14本.土休日は上り13本,下り14本が新横浜まで直通し,うち朝の上り1本は東上線内急行,下り1本は東上線内快速急行で運転する.それ以外の列車については東上線内は普通列車となる.
 “TJライナー”は平日朝の上りと,夕方の下りについて,それぞれ1本ずつ増発する.これまで運転がなかった土休日の上りも3本が新設される.
 川越特急は,平日の下りを現行から2本増の4本,上りを現行から11本増の14本,休日の下りを現行から1本増の3本,上りを現行から6本増の10本に増発する.
 利用状況にあわせて,列車種別と停車駅の見直しが行なわれ,快速列車の運転を取りやめる.急行を朝霞に,準急を上板橋に停車することで,池袋への利便性向上を図るほか.快速急行は停車駅を志木から朝霞台に変更し,武蔵野線との接続・利便性向上を図るほか,川越—小川町間は各駅への停車に変更する.また,副都心線へ直通する「Fライナー」については,種別を急行から快速急行に変更することで,新宿・渋谷・横浜方面への速達性向上を図る.
 志木—小川町—寄居間では下り始発列車の繰り上げ,寄居—森林公園—川越市間では上り最終列車の繰り下げが行なわれる.池袋に平日朝7:30~8:30のピーク時に到着する列車は本数を現行から2本減の22本に変更するほか,日中時間帯の川越市—森林公園間については平日・土休日とも1時間あたり運転本数を現行から2本減の6本とし,おおむね10分間隔での運転とする.平日夕方以降の時間帯では,一部列車の種別,行先,列車本数などの見直しを行なう.
 現在,越生線と東上線小川町—寄居間で行なっているワンマン運転については,森林公園—小川町間の一部列車でも実施される.

東武鉄道500系

写真:東武500系  編集部撮影  南栗橋車両管区にて  2017-1-27(取材協力:東武鉄道)

 伊勢崎線では,3両編成で運転している特急“リバティりょうもう”について,利用の多い一部列車を6両編成に変更する.日光線では,朝上り特急列車3本,夕夜間下り特急列車6本が南栗橋に停車するようになる.JR東日本と相互直通運転を行なっている特急列車については,毎日2往復(東武日光発着1往復,鬼怒川温泉発着1往復)に変更する.不定期列車として1〜3往復を運転することで,需要にあわせた柔軟な運行が行なわれる予定.このほか,日光線特急列車と“SL大樹”・“DL大樹”との一部接続を見直し,利用しやすい時刻に変更する.

 なお,ダイヤ改正にあわせて,特急料金の改定が行なわれ,「THライナー」で導入している,車内で特急券等を購入した場合200円を加算する「車内発売加算料金制度」の対象列車の拡大と,特急列車のドア口で特急券を購入した場合に200円を加算する「ドア口発売加算料金制度」が導入される.

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