東海道新幹線では，車椅子スペースを6席設置したN700Sを追加投入し，山陽新幹線直通列車を含め，定期列車50本に充当する．あわせて，ビジネスブース設置のN700Sを“のぞみ”3往復に充当する．
　定期“のぞみ”のうち合計19本について，東京—新大阪間の所要時間を3分短縮し，昼間時間帯における定期“のぞみ”の東京発車間隔を最大21分から18分に改善する．また，首都圏—山陽エリアの平均所要時間を短縮する．
　相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業にあわせて，新横浜始発の下り臨時“のぞみ”を新設する．これにより相鉄・東急沿線から新横浜経由で名古屋・京都・新大阪へより早い時間に到着可能となる．あわせて新大阪始発の上り臨時“のぞみ”を新たに1本設定する．
　山陽新幹線に直通する臨時“のぞみ”については，利用の多い時間帯に1時間あたり1本を増やし，定期“のぞみ”を含め最大7本運転とする．
　夜間時間帯の上り“ひかり”の関西—静岡地区，静岡地区—首都圏間の所要時間を短縮する．また，豊橋停車の最終“ひかり”の発時刻を7分繰下げ，首都圏から“ひかり”で日帰りの豊橋滞在時間を拡大する．
　上り定期“のぞみ”の運転時刻を変更し，名古屋で“ひかり”・“こだま”との接続を改善する．これにより“のぞみ”停車駅と“ひかり”・“こだま”停車駅間の所要時間を最大9分短縮する．
　朝通勤時間帯の“こだま”については，新富士—小田原間の各駅から首都圏への所要時間を最大5分短縮する．

写真：JR東海HC85系量産車　　編集部撮影　　名古屋車両区にて　　2022-5-20（取材協力：JR東海）

　在来線については，特急“ひだ”の全定期列車を，大阪駅発着の列車も含めHC85系に統一する．名古屋発飛騨古川行きの“ひだ”5号（岐阜—高山間は25号を併結）の停車駅を見直し，名古屋・大阪それぞれから高山への所要時間を10分短縮する．また，“ひだ”1号と16号（36号），18号の停車駅を見直す．
　高山線では，早朝・深夜時間帯における一部列車の運転を取りやめる．一方で昼間時間帯に下呂—高山間で新たに普通列車を1往復設定し，普通列車の運転間隔を改善する．
　参宮線では，伊勢市4：45発の亀山行きの，伊勢市—多気間の運転を取りやめ，多気始発（5：05発）とする．一方，多気5：54分発の亀山行きは伊勢市始発（5：22発）とする．
　詳しくは，JR東海ニュースリリースに掲載されている．

※写真はすべてイメージです．