JR東日本では,2023(令和5)年3月18日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
新幹線では,E7系を新たに6編成を導入し,上越新幹線の全列車をE7系に統一する.これにより,東京を発着するすべての“とき”・“たにがわ”でグランクラス(飲料・軽食なし)が利用できるようになる.上越新幹線 大宮—新潟間の最高速度を240km/hから275km/hに引き上げる.これにより,所要時間が改正前と比較して最大7分短縮し,東京—新潟間は最速1時間29分となる.北陸新幹線では,大宮—高崎間の最高速度向上にともない,同区間を走行する“かがやき”・“はくたか”・“あさま”で最大2分短縮する.
横浜支社では,東京17:30発の特急“湘南”1号を新設する.これにより特急“湘南”は,17時30分から21時までは30分間隔での運転となる.南武線では,小田栄6:50発尻手行き1本を新設する.東海道本線では,現行で東京19:48発の快速“アクティー”を,上野19:40発の普通列車に変更する.また,東京20:48発の快速“アクティー”は運転を取りやめる.横須賀線ではE235系1000番代を追加で導入する.
八王子支社では,中央本線の特急“かいじ”2号・“あずさ”16号の運転区間を現行の新宿行きから東京行きに変更する.青梅線・五日市線では青梅—奥多摩間でワンマン運転を開始する.また,青梅・河辺の新設ホームの供用を開始する.“ホリデー快速おくたま”の運転区間を,新宿(上りは東京)—奥多摩間から新宿(上りは東京)—青梅間と青梅—奥多摩間に変更し,青梅では同一ホームで接続する.なお,青梅—奥多摩間の“ホリデー快速おくたま”は,臨時列車として利用が見込まれる時期に運転する.“ホリデー快速あきがわ”は,運行体系の変更にともない運転を取りやめる.
大宮支社では,JR・東武直通特急の“日光”1号の運転時刻を変更する.また,ゴールデンウィークや紅葉シーズンなど,利用の見込まれる時期には臨時列車(“日光”21号,“きぬがわ”11・13号)を運転し,最大5往復で運転する.
高崎支社では,高崎線特急にE257系リニューアル車両(5両編成)を投入する.特急“草津”については列車名を“草津・四万”に変更し,全車指定席で運転する.また,“スワローあかぎ”は列車名を“あかぎ”に変更し,平日・土休日ともに新たな着席サービスで運転する.
水戸支社では,特急“ひたち”の全列車を品川始終着とする.また特急“ときわ”については,全列車が柏に停車する.普通列車については,上野終着となっている一部の上り列車の運転区間を品川まで延長する.常磐線では,水戸—いわき間のE531系5両編成で運転する列車において,ワンマン運転を開始する.これにより,日中時間帯を中心に約7割の普通列車がワンマン運転となる.水郡線では,すべての列車を全日運転とするほか,常陸大宮—上菅谷間に上り列車を1本増発する.
千葉支社では,京葉線の新習志野—海浜幕張間に新駅「幕張豊砂」が開業する.また,平日の朝通勤時間帯に西船橋発東京行きと西船橋発海浜幕張行きを増発する.
東北本部では,仙山線のダイヤを全面リニューアルする.現行で3種類ある快速列車の停車駅を統一し,すべての快速列車が仙台—愛子間の各駅に停車する.日中時間帯の愛子—山形間は快速列車と普通列車と交互に運転する.奥羽本線では,福島駅の在来線と新幹線上りホームを結ぶアプローチ線の新設工事にともない,日中時間帯の福島—庭坂間で実施しているバス代行輸送を終了し,代行の対象となっていた普通列車3本を福島発着に戻す.
盛岡支社では,利用が多い東北本線 盛岡—矢幅間で上下各1本を新設する.また,IGRいわて銀河鉄道線との直通列車を現在の5本から9本に拡大する.また,快速“はまゆり”3・4号は,乗車機会拡大のため,東北本線内を各駅停車とし,快速“はまゆり”53号・54号として運転する.田沢湖線では,盛岡—大釜間に新駅「前潟」が開業する.前潟駅開業にあわせて,朝時間帯,雫石—盛岡間に上り列車1本を新設する.
長野支社では,篠ノ井線・信越本線において,E353系3両編成を使用した臨時特急列車を上下各1本(下り:塩尻→長野/上り:長野→松本)新設する.松本—塩尻間では,運転間隔の空いている11時台に普通列車を上下各1本を新設する.
詳しくは,JR東日本ニュースリリースに掲載されている.
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