JR北海道は,2023(令和5)年3月18日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
キハ183系で運転している特急“オホーツク”・“大雪”8本すべてをキハ283系に置き換える.これにより,キハ183系はダイヤ改正前日の3月17日(金)をもって定期運行を終了する.キハ283系化にともない,札幌—網走間は平均2分(最大5分),旭川—網走間では平均4分(最大7分)の短縮となる.編成については,指定席2両と自由席1両の3両編成とし,利用状況にあわせて増結を行なう.
特急“ライラック”3号・5号の列車時刻をそれぞれ繰り上げ,通勤通学に利用しやすい時刻とする.また,“ライラック”5号は,札幌8:00発に変更する.
富良野線(旭川—富良野間)では,38本の列車すべてをH100形に置き換える.千歳線では,「北海道ボールパークFビレッジ」の開業にあわせた対応として,普通列車の編成両数を見直す.ナイトゲーム時には,臨時列車が運転できるようなダイヤとする.また,快速“エアポート”と普通列車で実施している土休日運休を一部取りやめ,毎日運転とする.
朝の手稲発札幌行き“ホームライナー”1・3・5号については,全列車全車指定席に変更し,毎日運転とする(時刻の変更はなし).全車指定席化にともない,乗車券類や購入方法,発売価格も変更する.
利用の少ない駅については,日高本線の浜田浦駅を廃止し,釧網本線の細岡駅は,駅の営業期間を4月25日から11月30日までのみに変更する.
このほか,ダイヤ改正以降,留萌本線 石狩沼田—留萌間廃止にともなう時刻見直し(4月1日)を行なう.また,5月20日の737系営業運転開始にあわせて,室蘭本線のキハ143形をすべて置き換えるほか,H100形も一部を除き置き換える.これにともない,東室蘭や苫小牧の接続改善など列車体系の見直しや,朝の通勤通学時間帯を含め,苫小牧—室蘭間の多くの普通列車の時刻が変更となる予定.
詳しくは,JR北海道ニュースリリースに掲載されている.
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