JR東海は,車両側面にカメラを設置した試験用車両を投入し,車両側面のカメラで撮影した画像によるホーム上の安全確認の検証を開始すると発表した.実施期間は,2023(令和5)年1月から当面の間とし,試験用車両として,315系4両編成を使用する.
これは,最新の技術を活用した経営体力の再強化の取組のひとつとして,安全度を高める方策を検討しつつ,3両以上の編成へのワンマン運転の導入を進めるもの.
現行のワンマン運転の列車は最大2両編成となっており,駅に設置されているワンマンミラーを用いて運転士がホーム上の安全を確認している.3両以上の編成では,運転士が確認する両数が増えることから,4両編成の試験用車両の側面にカメラを設置し,撮影した画像を用いた安全確認の検証を実施する.検証結果を踏まえ,今後の導入計画を検討するとしている.
なお,この検証で用いる画像は,駅に設置している車掌用カメラによる画像と同じく,ホーム上の安全確認を実施するために撮影することを目的としており,特定の個人の識別には使用しない.
一部画像はJR東海ニュースリリースから