東京地下鉄(東京メトロ)は,銀座線1000系特別仕様車(1139編成)で使用する電力を実質再エネ化し,二酸化炭素排出量が実質ゼロとなる「ちかエコトレイン サステナ号」を,2022(令和4)年12月1日(木)から31日(土)まで運転すると発表した.
これは,銀座線が12月30日(金)に開業95周年を迎えることにあわせて実施するもの.東京メトロでは,2021(令和3)年3月から長期環境目標「メトロCO2ゼロチャレンジ2050」を設定し,東京メトログループ全事業が排出する二酸化炭素量実質ゼロ(2050年度)を目指しており,「ちかエコトレイン サステナ号」は,東京メトロが非化石価値取引市場から直接調達した「FIT非化石証書」を活用することで,運行に使用する電力を二酸化炭素排出量が実質ゼロとなる再生可能エネルギーへと置き換えて運行する.
列車内では,搭載機器類の主要サプライヤーである東芝インフラシステムズと三菱電機と共同で,「昔も今もこれからも」をテーマに,中づり・窓上ポスターや「Tokyo Metro Vision(車内ビジョン)」において,過去の東京メトロの歩みを振り返るとともに,現在・未来のサステナブルな取組を紹介する.
一部画像は東京メトロ提供