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大井川鐵道,12月16日から大井川本線 金谷—家山間の運転を再開
〜SL急行“かわね路号”の運転も再開〜

大井川鐵道,12月16日から大井川本線 金谷—家山間の運転を再開

▲SL急行“かわね路号”をけん引するC10 8号機

大井川鐵道は,2022(令和4)年12月16日(金)から大井川本線 金谷—家山間の運転を再開すると発表した.

 大井川本線は,2022(令和4)年9月の「台風15号」により被災し,9月24日(土)から全線で運転を見合わせており,バスによる代行輸送を実施している.このうち,金谷—家山間の部分再開を目指して復旧作業を進めてきたが,同区間の復旧作業完了の目途が立ったため,12月16日(金)の始発列車から運転を再開することとなった.残る家山—千頭間の復旧については,引き続き関係機関と緊密な協議を続けながら進めるとしている.金谷—家山間の運転再開にあわせて,金谷—家山間の列車と,家山—千頭間の代行バスの運転時刻や運転本数を改訂する.
 また車両整備のため運休していたSL急行“かわね路号”の運転を12月16日(金)から再開する.運転時刻は,1号が新金谷11:52発→家山12:20着で,家山では千頭行きの全席指定急行バスに連絡する.2号は家山12:52発→新金谷13:19着で,乗車料金は大人片道1690円,小人片道850円(いずれも運賃+急行料金)となる.

大井川鐵道,12月16日から大井川本線 金谷—家山間の運転を再開

▲「バック運転」のイメージ

 SL急行“かわね路号”のけん引機には,大井川鐵道の営業用のSLでは最も古いC10 8号機を充当する.家山駅には転車台がないため,家山から新金谷へ向かう上り列車の一部は,機関車の後ろ側を先頭にして走行する「バック運転」とする.「バック運転」については,2011(平成23)年に新金谷駅に転車台が設置されてからは,イベントなどを除き実施されていなかったが,定期的に運転する列車としてはおよそ11年ぶりの復活となる.
 SL急行“かわね路号”の運転再開にあわせて,往復ともに機関車直後の車両の座席を確約する特別プランを,2022(令和4)年11月19日(土)から発売する.

写真はすべて大井川鐵道提供

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