京都市交通局は,2022(令和4)年12月17日(土)に市営地下鉄烏丸線・東西線においてダイヤの見直しを実施すると発表した.
今回の見直しでは,2022(令和4)年3月実施された夜間ダイヤの見直しに引き続き,昼間時間帯のダイヤの見直しを行なう.烏丸線,東西線とも11時台〜14時台の4時間において,上下線で1時間あたり2本ずつ(計8本)を減便する.これにより,現行の上下線16本(運転間隔:7分30秒)での運行から,上下線14本(運転間隔:おおむね8分〜10分)での運転とする.
東西線では,12月19日(月)に京阪京津線において実施されるダイヤ改正にあわせて,京阪京津線からの直通列車(びわ湖浜大津—京都市役所前・太秦天神川)が減便されることとなり,東西線内でも京阪車両での運行列車(4両編成/御陵—京都市役所前・太秦天神川間)の一部が減便となる.なお,土休日ダイヤの京阪京津線からの直通列車の本数は変更しない.
すでに実施している夜間時間帯の減便と同様,利便性低下を最小限とするため,東西線の京阪乗入列車を除き,朝・夕のラッシュ時間帯や昼間時間帯(10時台および15時台)は,通学利用を考慮して減便を実施せず,始発・終発の時刻についても変更しない.減便を実施する時間帯においては,烏丸御池での発着時刻を調整し,可能な限り烏丸線と東西線の乗継ぎ時間を短縮するように調整する.
また,地下鉄事業の厳しい経営状況を踏まえ,計5駅の有人改札口(東西線:山科駅改札口・三条京阪駅改札口・二条駅改札口/烏丸線:今出川駅南改札口・竹田駅南改札口)については,2022(令和4)年11月から順次,改札業務のリモート化を行ない,経費削減を図る.
実施にあたっては,インターホンやカメラなどの設備を対象の改札口整備し,駅係員が利用客との会話や状況の把握や適切な案内ができるようにしたうえで,リモート対応とする.リモート化により,すでにリモート対応を実施している7駅9改札口とあわせ,全31駅43改札口のうち,11駅14改札口がリモート対応改札口となる.
詳しくは,京都市交通局ニュースリリースに掲載されている.
写真はすべてイメージです.