相鉄,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ

相鉄21000系

写真:相模鉄道21000系  編集部撮影  厚木操車場にて  2021-9-3(取材協力:相模鉄道)

相模鉄道は,鉄道駅におけるバリアフリー設備の整備と更新を進めるため,「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用した料金設定と整備計画を定め,国土交通省関東運輸局に提出したと発表した.

相鉄,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ

▲相鉄本線 西谷駅に設置されたホームドア

 2021(令和3)年度末までのバリアフリー設備の整備状況は,ホームドアが26駅中11駅(整備率42.3%),エレベータ・エスカレータなどによる段差解消が全駅(整備率100%),ホームと車両のすき間の解消が26駅中17駅(整備率65.4%),バリアフリートイレが全駅(整備率100%)で完了している.
 ソフト面の取組として,全駅社員のサービス介助士資格の取得率100%を維持し,今後も継続して新規採用や異動にともなう対象者への資格取得や,「声かけ・サポート」運動をすすめる(2021年度は83社局7団体と連携して実施).

相鉄,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ

▲転落防止ゴム

 今後は,ホームドアの設置を進め,2023(令和5)年度までに海老名駅を除く全駅,2027(令和9)年度までに海老名駅への設置を目指す.ホームと車両との段差やすき間の解消については,ホームの側面に転落防止ゴム(くし型状のゴム)の設置を進め,2023(令和5)年度に整備率100%となる予定.視覚障がい者などが利用しやすいように,2023(令和5)年度までに9駅29基のエスカレータに音声案内装置を整備する.
 また,バリアフリー設備については,定期的に設備の更新や点検を行なうとし,2030(令和12)年度までに,エレベータ1駅2基,エスカレータ6駅18基の更新を予定している.
 現行運賃への加算額については,相模鉄道全線の利用者を対象に,1乗車あたり10円を基本とする(ICカード・きっぷ共通).通勤定期では1ヵ月600円,3ヵ月1710円,6ヵ月3240円を加算し,バリアフリー設備の整備費に充てる.なお,通学定期は対象外とし,小児旅客運賃は,鉄道駅バリアフリー料金加算後の大人運賃の半額とする.料金制度の活用は,2023(令和5)年3月ごろを予定している.

一部写真は相模鉄道ニュースリリースから