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福井鉄道,新形車両「F2000形」の内装を決定

福井鉄道,新形車両「F2000形」の内装を決定

▲車両内装イメージ(実際の色調と若干異なります)

福井鉄道は,2023(令和5)年3月に営業運転を開始する予定の新形車両「F2000形」(愛称:FUKURAM Liner(フクラムライナー))について,内装デザインを決定したと発表した.

福井鉄道,新形車両「F2000形」の内装を決定

▲座席シート(左)と生地のイメージ

 座席シートは,セーレン株式会社がデザイン・製造した生地を採用する.この取組は,福井県内(越前市—福井市)を運行する福井鉄道と,車両内装材製造の大手であるセーレンがコラボレーションして実現したもので,取組を通じて,地域住民や乗客に福井の技などをPRする.
 シートデザインは,福井鉄道沿線の水の張られた水田や日野川など,豊かな水資源をモチーフとして,水の流れを感じさせる色柄を採用した爽やかなものとする.これは,ハード・ソフト・ケミカルから生産技術まで一貫開発する先進のデジタルプロダクションシステム「ビスコテックス」を採用したオリジナルデザインで,コーティング剤を不使用とすることで,リサイクル可能な環境にやさしい生地となっている.毛倒れを防止する低パイル化仕様により,長期間,オリジナルのデザインを保つ.

福井鉄道,新形車両「F2000形」の内装を決定

▲出入口付近のつり革(カニ・レッサーパンダ)のイメージ

 北陸新幹線の金沢—敦賀間の開業により,新たに福井県を訪れる観光客などにも楽しんでもらえるよう,出入口付近のつり革は,福井を代表する「カニ」と「レッサーパンダ」をモチーフとしたものを使用し,福井らしさを盛り込む.車内に4台設置されるモニタでは,西山公園や蔵の辻,足羽山公園など地元の観光地を映像で紹介する(F2000形については,鉄道ニュース5月24日掲載記事参照).

画像はすべてセーレン株式会社提供

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