東武鉄道では,2023(令和5)年3月に予定しているダイヤ改正から,通勤・通学時間帯を中心に,特急列車の一部を南栗橋に停車させると発表した.
停車の対象となる特急列車は,朝方時間帯の上り3本と夕方時間帯の下り6本で,運行時刻や所要時間などの詳細については,決まり次第発表される.
南栗橋駅前エリアでは,久喜市をはじめとした産官学連携によって展開している次世代まちづくり推進プロジェクト「BRIDGE LIFE Platform(ブリッジライフプラットフォーム)構想」にもとづき,各種取組が行なわれている.
2022(令和4)年5月には,街びらきイベントが開催され,対象地域をはじめ,市外・県外から延べ1.4万人が訪問している.また,同月からトヨタホームグループと東武鉄道で分譲を進める戸建街区「BLP南栗橋スマートヴィラ」のモデルハウスや,イオンスタイル南栗橋がそれぞれオープンしており,地域全体のにぎわい,活性化が期待されている.
上記のエリアのさらなる魅力と利便性向上のため,エリアの特長である「都心」と「自然」両方の魅力を楽しめる立地に,特急停車駅という価値を加えることで,街全体の更なる魅力向上を図る.
なお,2021(令和3)年10月に東武鉄道と久喜市が取り交わした地域活性化にかかる包括連携協定にもとづき,久喜市では市外からの移住者を対象とした特急券の購入補助制度の創設に向け,検討に着手している.
一部画像は東武鉄道ニュースリリースから