JR九州は,2023(令和5)年夏開業予定の「日田彦山線BRT」(BRTひこぼしライン)の駅設置計画について発表した.
「日田彦山線BRT」は,「平成29年7月九州北部豪雨」により被災した日田彦山線 添田—夜明間を,BRT(バス高速輸送システム)での復旧に向けて準備を進めている.BRT化後の運行区間は,添田—夜明・日田間の約40kmで,このうち彦山—宝珠山間の約14kmを専用道区間とし,そのほかの区間は一般道を走行する(鉄道ニュース5月28日掲載記事参照).
駅については,これまでの添田—夜明・日田駅間の鉄道駅(12駅)に加え,新たに25駅を増設し,合計37駅とする.専用道を経由することで定時性を確保するとともに,学校や病院など生活に密着したエリアに駅を設置し,利便性を向上させる.
今後も開業に向け,地元自治体や関係機関と連携しながら準備を進め,ダイヤ,所要時間,運賃,車両などについては,決まり次第発表される.
画像:設置計画中のBRT駅(JR九州ニュースリリースから)