小田急電鉄は,2022(令和4)年度の設備投資計画を発表した.「安全対策の強化」と「サービスの向上」を重点とした設備投資額は263億円となる.
1000形の代替車両として,10両編成の5000形を3本新造するほか,6両編成の3000形3本をリニューアルし,制御装置やオイルフリーコンプレッサーの更新などによる省エネルギー化を図る.3000形リニューアル車は,5000形と同様に各車両へ車いす・ベビーカースペースを1ヵ所設置する.
駅舎改良工事として,2024(令和6)年度竣工に向け,江ノ島線の中央林間駅においてホームドア整備のための改良工事やトイレの改修工事を実施する.
ホーム上における安全性向上のため,本厚木駅の1・2番ホームに特急形車両に対応した大開口のホームドアを設置する.ホームドアは引き続き,1日の利用者数10万人以上の駅へ優先的に設置を予定している.今後はバリアフリー料金制度を活用して整備を加速させることを検討している.
このほか,受変電設備の更新や,町田—相模大野間の「横浜線跨線橋」と「境川橋梁」,渋沢—新松田間にある「第1四十八瀬川橋梁」などで耐震補強を実施する.
詳しくは,小田急電鉄ニュースリリースに掲載されている.
写真はすべてイメージです.