有楽製菓は,札幌市電を運営する一般財団法人札幌市交通事業振興公社と共同で,「白いブラックサンダー号」の運転を開始したと発表した.
2022(令和4)年4月5日(火)に,すすきの臨時停留所で「白いブラックサンダー号」の出発式が実施され,関係者によるテープカットとともに,ラッピング電車のお披露目が行なわれた.
車体のラッピングだけでなく,つり革や窓など車内も装飾され,白いブラックサンダーの世界観を表現している.また,「白いブラックサンダー」のレシピやプチ情報を掲載したポスターに加え,巨大な白いブラックサンダーが天井からつり下げられているような仕掛けも設置されている.
「白いブラックサンダー」シリーズは,2011(平成23)年に北海道土産として発売を開始し,2017(平成29)年には累計販売本数1億本を突破するなど,発売から10年で北海道土産の新定番として成長してきた.現在では,さまざまなサイズ展開を行ない,小形のパウチや小分けに便利なビッグシェアパックなども発売され,手軽に配りやすいお土産として評価されている.
「白いブラックサンダー」は北海道土産としての人気の一方で,札幌市民には北海道札幌市の工場で製造されていることがあまり知られていないため,『旅のお土産として親しまれている「白いブラックサンダー」を,地元の札幌市民の方にも楽しんでもらいたい』という思いから,札幌市民に長年親しまれてきた路面電車にラッピングを実施することとなった.
この「白いブラックサンダー号」は,2023(令和5)年3月31日(金)まで運転される予定.
写真はいずれも有楽製菓提供