名古屋鉄道は,2022(令和4)年度の設備投資計画を発表した.
鉄道事業では181億円を投資し,車両の快適性向上を目的として,通勤形車両9500系(4連4本),9100系(2連1本)を新造する.駅では新形の券売機やチャージ機の導入を進め,券売機については定期券購入など新機能の開発などで,利便性向上や効率的な駅運営を目指す.
安全対策推進と都市計画事業の一環として,名古屋本線 知立駅付近,瀬戸線 喜多山駅付近,三河線 若林駅付近,尾西線 苅安賀駅付近の高架化工事を引き続き実施する.名古屋本線 金山駅ではホームドア設置に向けて,測量や設計検討を進める.このほか,PTC(列車運行管理システム)による信号制御対象エリアの拡大や,踏切道の保安度向上として,踏切障害物検知装置の更新や遠隔監視システム導入踏切を拡大する.
駅改良工事では,常滑線 聚楽園駅,瀬戸線 印場駅のバリアフリー化工事を進める.名古屋本線 金山駅については大規模リニューアルを進め,新たに中央・東改札内にエレベータ・多機能トイレ整備し,バリアフリー化する.あわせて,利用客への案内充実化のため,行先表示器の更新に着手するほか,駅施設や商業施設などのリニューアルを進める.
開発事業では,名古屋本線の東岡崎駅前再開発計画や神宮前駅周辺へのデータセンター建設に59億円,そのほか,沿線地域活性化や旅客サービス向上に12億円を投資するなど,総額252億円の設備投資を行なう.
一部の写真・画像は名古屋鉄道のニュースリリースから