JR東日本長野支社は,篠ノ井線の明科駅について,リニューアルを実施すると発表した.
明科駅は現駅舎になってから約100年が経過し,老朽化が進んでいることから,安曇野市で施行中の明科駅前広場整備とあわせて駅舎をリニューアルする.
新駅舎のコンセプトは,安曇野市で整備している公共トイレ棟とあわせた片流れ屋根の外観とし,一目で駅が生まれ変わったことを感じさせるたたずまいを創出する.外壁や内装には木材を使用し,木のぬくもりや風合いの変化も楽しめるデザインとする.待合室には明科の歴史を感じられる展示コーナーを備え,外部には周辺の緑や北アルプスを望むことができるウッドデッキを設置する.
駅舎の材料には,長野県産材CO2固定量認証制度(ECOCO)の五つ星の基準である,県産材の利用量80%以上を目標に,駅舎の構造材,内装材に県産材を活用し,地域の森林整備や環境保全に貢献する.屋根上には太陽光パネルを設置し,発電した電力を待合室,事務室などに活用することで,さらなる二酸化炭素削減を目指す.
リニューアル工事の完成は,2022(令和4)年度末の予定.
画像はいずれもJR東日本長野支社ニュースリリースから