京浜急行電鉄は,新1000形新造車両(1890番台)「Le Ciel」(ル・シエル)の愛称デザインを車体側面に施し,2022(令和4)年3月26日(土)から運転を開始したと発表した.
デザインは,計4編成(1891編成,1892編成,1894編成,1895編成)の2号車(品川方)・3号車(浦賀方)海側の車体側面に施され,「京急に乗って遊びに行く,わくわくする雰囲気」を,けいきゅんが愛称を描く,楽しげな印象で表現している.また,「空」をイメージした青のグラデーションで描いた柔らかな印象が,快適なアクセスや京急沿線の「空」の爽やかさを想起させるものとした.
また,「Le Ciel」の意味である「空」をモチーフにしたシンボルを添え,特徴であるロングシートからクロスシート(Long→Cross)に切替え可能な自動回転式座席の「LC」を「空」のシンボル内に隠し文字として描いている.
「Le Ciel」の愛称は,2021(令和3)年に実施された一般公募3087件の中から,京急グループ社員の投票により最優秀賞として選ばれた.愛称に込められた想いとして,京急の海水浴特急“ラ・メール号”をオマージュし,京急に乗って遊びに行く,わくわくする雰囲気をイメージさせること,沿線で空がよく見える区間が多いことから「空」をフランス語(Ciel)で表記したこと,「Le Ciel」の頭文字を取ると「L/C」となることから1890番台の特徴である「Long/Cross」をイメージすることなどを挙げている.
特記以外の写真は京浜急行電鉄ニュースリリースから