JR西日本岡山支社は,2022(令和4)年夏に開催される「岡山デスティネーションキャンペーン」にあわせて津山線に導入する新たな観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」について,車両デザイン・運転計画などの概要を決定したと発表した.
「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」は,全車普通車指定席の快速列車で,キハ40形を改造する.改造工事は,2022(令和4)年6月下旬ごろまで実施される.車体は,温泉・おもてなしがもたらす癒しや,岡山県北エリアに名所として点在する桜をイメージさせる「淡いピンク色」とし,風に運ばれた四季折々の花びらが描かれる.花びらが旅人を包み込み,沿線の町や人,観光スポットを華やかにするイメージとしている.
2022(令和4)年7月から9月の運転分については,7月1日(金)から9月30日(金)までの土日祝日と金曜・月曜を中心に岡山—津山間を1日2往復し,計53日運転する.毎週金曜・土曜・日曜は単行の臨時列車とし,毎週月曜は定期列車と連結する.
車内サービスについては,特製弁当またはスイーツと,沿線のお土産品が提供され,車内アテンダントが沿線の案内や列車の旅をサポートする(列車によって提供する内容が異なる).販売方法については,上記の車内サービスときっぷをセットにして,観光形MaaSアプリ「setowa」や,おもな旅行会社で取り扱う.なお,岡山—津山間(片道)では,おとな1名あたり6000円程度を予定している.
「SAKU美SAKU楽」の詳しい内容は,5月ごろに発表される.また,「SAKU美SAKU楽」の情報については,3月中にJR岡山支社ふるさとおこしプロジェクト公式WEBサイト内に掲載し,新たな情報を随時更新する.このほか,JR岡山支社「くまなく・たびにゃん(JR岡山支社)」公式Twitterなどでの発信も行なう.
画像はいずれもJR西日本ニュースリリースから
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