京都市交烏丸線20系,3月26日から営業運転を開始

京都市交通局 20系

写真:京都市交通局20系  編集部撮影   竹田検車区にて  2021-8(取材協力:京都市交通局)

京都市交通局は,市営地下鉄烏丸線の新形車両20系の第1編成について,2022(令和4)年3月26日(土)から営業運転を開始すると発表した.

 20系は,現行の地下鉄烏丸線車両10系20編成のうち,開業以来40年間使用し老朽化した9編成を置き換えるために,2021(令和3)年度から2025(令和7)年度にかけて導入するもの.第2編成以降は,2022(令和4)年度以降,各年度に2編成が導入される予定.
 外観・内装デザインについては,デザインの専門家や京都市民の公募委員で構成される「デザイン懇談会」で議論され,3つのデザインコンセプト「みんなにやさしい地下鉄に」,「京都ならではの地下鉄に」,「愛着がわく地下鉄に」を策定.京都市民や利用者から意見を募集し,3つのデザイン案を制作し,その中から最も多く投票されたデザインに決定した(鉄道ニュース2019年3月30日掲載記事参照).

京都市交烏丸線20系,3月26日から営業運転を開始
京都市交烏丸線20系,3月26日から営業運転を開始

 車内は,車椅子やベビーカー利用者のみならず,付添い・介助者や大きな荷物を持った利用者にも安心・快適に利用できる「おもいやりエリア」を両端車両に設置した.また,車両床面と駅ホームとの段差を低減し,すべての車両に車椅子やベビーカー用スペースを設置するなど,バリアフリー化を図っている.
 あわせてデザイン懇談会で策定された「京都ならではの地下鉄に」のコンセプトをもとに,外観・内装デザインに西陣織や京友禅などの京都の伝統産業素材・技法を活用している.第1編成での活用にあたっては,西陣織,京友禅をはじめとする各業界の多大な協力のもと実現した(鉄道ニュース2021年8月13日掲載記事参照).
 このほか,最新の制御装置を用いた効率の良いモータの採用や,室内の照明装置,前照灯類をLED化するなど省エネ化により,現行車両比約30%の消費電力の削減を図り,地球環境にも配慮されている.
 運転開始にあわせて,「#烏丸線20系に乗るっ キャンペーン」や記念乗車券の発売が予定されている.

一部写真は京都市交通局の広報資料から