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陸羽西線,5月14日から当面の間バス代行輸送を実施

JR東日本キハ110形200番台

写真:JR東日本キハ110形200番台  編集部撮影  小牛田運輸区にて  1999-11-19(取材協力:JR東日本)

JR東日本仙台支社・新潟支社では,2022(令和4)年5月14日(土)から2024(令和6)年度中(予定)までの間,陸羽西線全線の運転取りやめとバスによる代行輸送を実施すると発表した.

 これは,国土交通省が建設する高屋道路の「(仮称)高屋トンネル」を,陸羽西線 古口—高屋間のトンネル直下で交差させる工事にともなうもの.高屋道路は,山形県新庄市と新潟県酒田市を結ぶ国道47号線を高規格化する「新庄酒田道路」の一部を構成するもので,国道47号線の山形県最上郡戸沢村付近における落石などの災害発生場所の回避や,通行止め発生時の代替道路確保などを目的に整備される.
 工事については,国土交通省主催の学識者などによる施工技術検討委員会で安全対策が検討され,同委員会での検討結果を踏まえた工事期間中の列車運行の取りやめについて,国土交通省から協議を受けていた.JR東日本ではこの協議以降,列車の走行安全性について検証を重ねてきたが,両トンネルの交差部が極めて近接していることから,工事期間中の列車運行の安全対策に技術的な課題が多いという同委員会での意見を踏まえ,陸羽西線を走行する全列車の運転を取りやめることとし,同区間でバスによる代行輸送が決定した.

陸羽西線,5月14日から当面の間バス代行輸送を実施

 運転取りやめの対象は,新庄—余目・酒田間を運転する列車で,代行バスの運転時刻や乗降場所など詳細は別途発表される.代行バスの運賃は,陸羽西線の運賃と同額とするが,列車よりも乗車時間が長くなる.なお,利用の多い朝夕の時間帯はバスの本数を増やして運行する予定.

特記以外の画像はJR東日本ニュースリリースから

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