山陽電気鉄道では,本線の大塩駅における上り特急列車の後部1両扉締切扱い(ドアカット)を,2022(令和4)年2月28日(月)で終了すると発表した.これにより,翌3月1日(火)の初発から,すべての車両の全扉で乗降が可能となる.
大塩駅では,2019(令和元)年11月から鉄道駅総合改善事業(鉄道側事業の橋上駅舎整備と都市側事業の歩道橋整備を一体的に行ない,駅機能の向上を図る事業)として,山陽電気鉄道と姫路市と協力し,橋上駅舎化工事と歩道橋整備を進めており,2021(令和3)年12月11日(土)から,橋上駅舎の供用が開始されている.なお,現在工事中の歩道橋北側エレベータの供用も,3月1日(火)から開始される予定.
山陽電鉄では,1991(平成3)年4月のダイヤ改正で特急列車の一部が6両編成化されたが,大塩駅の上りホームは4両対応ホームであったため,後部2両のドアカットが行なわれた.その後,1997(平成9)年3月に上りホームが1両分延伸されたため,後部1両のみがドアカットの対象となっていた.2022(令和4)年2月19日(土)に,上りホームが神戸三宮方面に1両分延伸され6両対応ホームとなり,特急列車の停止位置は同日から変更されているが,ドアカットについては2月28日(月)まで行なわれる.
画像はいずれも山陽電気鉄道ニュースリリースから