JR九州では,2022(令和4)年3月12日(土)にダイヤの見直しを実施すると発表した.
新幹線では,本州方面に相互直通運転する“さくら”のうち,4往復8本を臨時列車化し,利用状況の変化にあわせた運転とする.“みずほ”615号鹿児島中央行きを熊本行きに変更し,熊本で“つばめ”341号鹿児島中央行きに接続するダイヤとする.なお,“みずほ”615号は,熊本—鹿児島中央間を臨時列車とし,利用が多く見込まれる日に鹿児島行きとして運転する.“さくら”571号については停車駅を見直し,新八代・新水俣・出水を通過とする.
“つばめ”については,鹿児島中央6時台の発車時刻の間隔を見直すほか,利用が減少している深夜帯(23時以降)の鹿児島中央発“つばめ”342号川内行き最終列車の運転を取りやめる.また,川内発鹿児島中央行きの始発列車の時刻を見直す.
今回の見直しにより,九州新幹線における1日あたり(平日)の運転本数は106本となる(現行は107本で1本の削減,相互直通運転する4往復8本の臨時列車は運転本数に含む).
在来線では,利用が増加している福間に特急“ソニック”・“かもめ”・“きらめき”の一部を新たに停車させ,朝・夕通勤時間帯の利便性向上を図る.
快速・普通列車については,利用が減少している深夜帯(23時以降)の小倉発下関行き最終普通列車の時刻を見直す.
今回の見直しにより,在来線の1日あたりの運転本数は(平日)特急列車243本,快速・普通列車2616本となる.
また,ダイヤ改正当日に鹿児島本線・福北ゆたか線折尾駅の高架化工事の完成が予定されており,現A・Bのりば(鷹見口)を廃止とし,新1番・2番のりば(高架ホーム)を使用開始する.これにより鹿児島本線と福北ゆたか線との乗換を改善する.なお,鹿児島本線(水巻方面)と福北ゆたか線(東水巻方面)を相互に乗り継ぐため,これまでは黒崎まで利用した場合でも折尾—黒崎の往復運賃は発生せずに乗車可能であったが,ダイヤ改正日以降,この取扱いは終了する.鹿児島本線と福北ゆたか線を乗り継ぐ場合は,折尾で乗り換ることになる.
詳しくは,JR九州ニュースリリースに掲載されている.