JR貨物では,2022(令和4)年3月12日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正にあわせて,機関車23両(EF210形10両,EF510形1両,DD200形8両,HD300形1両,DB500形3両),コンテナ4600個(20D形式:2450個,20G形式:1650個,V19C形式:500個),荷役機械97台を新製する.
現在,越谷ターミナル—百済ターミナル間(2067・2066列車)と大阪ターミナル—姫路貨物間(81・86列車)でそれぞれ運転しているコンテナ列車を活用し,越谷ターミナル—神戸ターミナル・姫路貨物間に直行輸送ルートを新設する.このルートは特定の利用運送事業者専用として設定し,越谷ターミナル—百済ターミナル間とあわせて,26両編成のうち20両程度を貸切便とする.これにより,越谷—大阪・神姫地区間のブロックトレインとして,飲料,食品,日用雑貨といった生活必需品などをターゲットとした新たな輸送サービスを提供する.
東京ターミナル—神戸ターミナル間で運転しているコンテナ列車を大阪ターミナル発着へ変更し,要望の強い東京ターミナル—大阪ターミナル間の輸送力を増強する.
駅設備については,2021(令和3)年10月に,全国で31番目のE&S(着発線荷役)駅として生まれ変わった南福井駅の停車列車と輸送力を増やす.広島ターミナルでは,大形コンテナ輸送について,2021(令和3)年に引き続き,本改正から取扱いを拡大し,大形コンテナを使用した輸送需要に応える.
このほか,速達性を重視する積合せ貨物ブロックトレインについて,一部列車のダイヤを改善し,さらなるリードタイムの短縮を図る.
詳しくは,JR貨物ニュースリリースに掲載されている.